事実婚コンシェルジュ

事実婚を実践しています。社会の中の「ジェンダー」や「多様性」について、日々思うこと、 モノ申したいことを気ままに書いています。

体外受精の勉強会に参加(2016年12月)

臼井医院が定期的に開催する勉強会に参加。

この医院は「不妊治療センター」を冠していて、受診希望者はまず説明会に参加してクリニックの方針などを聞く決まりらしい。

ただ、私の場合、既にタイミング法や人工授精での妊娠可能性が低いと診断されているため、初診者の会ではなく、さらにステップアップする体外受精の勉強会からの参加となった。

 

土曜の午前中、起きるだけでも一苦労。

パートナーと一緒に医院に行く。

院内はゆったりとして清潔感があり、最近改装されたんだろうな、という印象。

入口と出口が違う、というのも、患者同士あまり顔を合わせないような配慮なのだろう。

 

会場には15人くらいが来ており、ほとんどがカップル。

勉強会は院長(男性)がスライドを使って体外受精のプロセス、金額を説明していく1時間半くらいの構成だった。

かなり専門用語が出てきて、マニアックな印象も持ったが、クリニックの方針や、これまでの統計、妊娠率を説明してくれるのはありがたいこと。

採卵の際は膣内から注射をするなんて説明はあまりに痛そうで、聞いているだけで性器がうーっとなるような感覚になり、胚の成長には「へー、生命の神秘ってやつか」と、生物の教科書で見たような細胞分裂をまじまじと見た。

 

受精卵を子宮内に戻した日は安静に、そして自転車とか乗らないように、というアドバイスには「丸いからってそんな簡単にコロっと落っこちてしまうのかな・・・けっこう原始的だな」と笑ってしまった。通院するなら自転車で行こうと思っていたから。

 

パートナーにとっても体外受精って何?という疑問を解消する良い機会だったようだ。

けっこう真面目に聞いてくれていて、私の方が途中で睡魔に襲われたくらい。

 

院長が一方的に話して、最後に質疑応答。

私「妊娠した最高齢は?」

院長「45歳」

 

長年の実績がある、という点では頼れるクリニックなのかもしれない。

自宅から通いやすいのもいいかな。

ただ、排卵誘発のために自分で注射をしたり、頻繁に通院したり。

本当に治療を始めるなら、経済的にも、体力的にも負担が大きいし、時間も取られる。

自分の人生や働き方にも関わってくることだから、そんな簡単に決断できない。

 

私はその時、ちょうど転職活動中。

体外受精をするならしっかり稼がねば。だったらフルタイムの仕事だろう。

でも仕事を急に休む必要だってある。だったらパート?アルバイト?

いやそれは不安定すぎないか?

 

体外受精をやるのかやらないか、いったいどんな働き方を選ぶべきなのか

正解がないゆえに、こんな問いがぐるぐるしていた。

ますます悩む。

 

近所の産婦人科へセカンドオピニオン求む(2016年12月)

卵管閉塞という診断に、私はかなり落ち込んでいる。

 

じっとしているとますます悪循環なので、まずは情報を得たいと思い、

日暮里レディースクリニックでの検査結果を持って、排卵チェックに通っていた

近所の産婦人科の医師に相談に行った。

 

ここの医師は中年男性で、質問にはきちんと答えてくれるし、忙しくても

こちらが納得するまで、じっくり付き合ってくれる。

「ボクも日暮里のお医者さんと意見は似ていると思う」

体外受精を急いだ方がいい、というのは、

産んだ後のことも考えて言ってくれているのだろうけどね」

「隣の区に不妊治療をやっている臼井医院っていう不妊治療専門のクリニックがあるから、聞いてみたら?」

「そうだ、これ貸してあげるよ」

と、全国の不妊治療クリニックが載った本を渡してくれた。

 

おそらくもう、年1回の区のがん検診くらいしか来ない患者に

本を貸してくれるなんて、ありがたい。

よほど悩み多く見られたのだろうか・・・

 

そうかぁ。この先生も似たような回答か。

しかし体外受精に進むって、かなりハードルが上がる。お金もかかる。

 

とにかく情報収集、ということで、この時聞いた臼井医院に電話をした。

「12月末に体外受精の説明会があるので、参加しますか?」

なかなかタイミングがいい!

聞くだけ聞いてみよう。

 

日暮里レディースクリニックで検査(2016年12月)

子宮鏡検査と卵管造影検査を受ける。

日暮里レディースクリニックは開院間もないクリニックで、院内はキレイ。

ベッドもあるなかなか立派な更衣室に案内され、衣類はすべて脱ぎ、

簡易手術着とシャワーキャップのような帽子をかぶる。

 

まずは子宮鏡検査。

これは子宮内に細長いカメラを入れて、子宮内部を直接見るもの。

専用のベッドに寝て、膣からカメラを通していく。

自分の前に画面があり、子宮の中を医師と一緒に見ることができて

「内部はきれいなピンク色なんだなー」などど面白い。

 

しかし、ここで2か所にポリープがあることを発見された。

そして、痛いというか気持ちが悪い。

おなかが張っているというのか、つかまれているというのか、

生理痛とはまた違った感覚でいっぱいになった。

 

次の卵管造影検査のために細いチューブを子宮内に挿入された状態で、

いったん更衣室へ戻る。

膣からプラーンと管が出て、太ももに紙テープで固定されている状態で、

自分のパンツをはくのはけっこう大変。

しかも検査後、おなかが痛くて、歩くのもキツい。

のそっ、のそっ、という感じで一歩ずつ歩く。

 

専用のベッドに移動して、次は卵管造影検査。

これは子宮内と卵管に造影剤を流して、レントゲン撮影することで、

卵管の通過性や子宮の形状を確認する検査。

せっかくはいたパンツをまた脱いで横たわる。

造影剤を流している時、おなかが圧迫されている感じで、痛いし気持ち悪い。

数分なのに「もうやだー、やめてくれ~」という言葉が頭の中でぐるぐるしていた。

 

レントゲン撮影後、診察室に戻り、医師から結果を聞く。

子宮鏡検査ではポリープがわかり、今すぐに取る必要はないけれど

もしかしたら今後、着床の障害になるかもしれないとの見立て。

 

卵管造影検査の結果はなんと「卵管閉塞」。

「すぐに体外受精にステップアップした方がよいでしょう」

私、大混乱。

えっ、卵管が詰まっている??

 

卵管の詰まりを取る「FTカテーテル」という手術もあるが、

卵管自体が機能していない場合もあり、FT後、卵管機能を確かめるには

タイミング法や人工授精を試して、結果を待たないといけないので

遠回りになる。

年齢を考えるとすぐに体外受精を。

 

という医師の診察だった。

ただせさえショックな上、そんなこと、すぐに答えは出せないのに、

なんだか「早く体外受精をやれやれやれやれー」と言われているように思えて

「考えます」と言って帰ってきたのでした。

 

2種類の検査と診察料で約15,000円。

検査後の出血は微量ですが4~5日続きました。

 

私の検査が必要(2016年12月)

これは私の方の検査をしなければ!

近所の産婦人科排卵の確認に通い、基礎体温を上げる

「温経湯(うんけいとう)」という漢方を処方してもらっていたが、

お産専門なので、不妊に関する高度な検査はできないことは言われていた。

 

でもさ、半年も排卵確認に通っているのだから、そういう検査もしたら?

くらい促してくれてもよくないだろうか。

その医師曰く「不妊とはカップルが週3回セックスしていて、20周期妊娠しないこと」。

だから、私はまだ不妊の域に入っていないかのような口ぶりだった。

いや、これが20代ならまだわかるけど、私39ですよ。

あんまり悠長なことも言ってられないの、わかるでしょ??

そして週3回セックスって・・・とても無理。

 

何の情報もないので、ネットで近隣のクリニックを検索。

たまたまヒットしたのが「日暮里レディースクリニック」だった。

まだ開院間もないとのことで、予約も楽にとれた。

 

日暮里駅に隣接する商業ビルの一角にあり、アクセスがよい。

新しいだけあって、院内もきれい。

受付時に「一般不妊治療」というA44枚の資料を渡される。

タイミング法や人工授精、検査の説明が書かれている。

 

はじめに看護師らしき女性と話し、経緯や来院目的を話す。

その後男性の医師とも話す。

医師は不愛想というほどでもないけれど、なんともビジネスライクな感じ。

こちらは不安で来ているのだから、もうちょっと明るく笑顔で対応してほしいのになぁ。

ウェブサイト上には「患者様に寄り添って」なんて書いてあるけど、うーん、そこまで感じない。

 

唯一気に入ったのが、ウェブサイト上で事実婚にも言及していること。

治療を進める場合、事実婚カップルは双方の戸籍謄本全部記載事項を

提出する必要があるそうだ。

 

面談の結果、3種類の血液検査をすることに。
ホルモン量(PRL, FSH, TSH)、AMH(抗ミューラー管ホルモン)と抗精子抗体検査。

 

また、次回は卵管造影検査、子宮鏡検査の2種類を受けることにして、予約。

医師、看護師からの説明を聞き承諾しました、という覚書に何枚も署名をする。

 

AMHと抗精子抗体検査は保険外のため、会計は約13000円。けっこうイタい・・・

 

パートナーの精液検査(2016年11月)

パートナー側はどうなのかな?

 

と思い、電車でふた駅の産婦人科を予約。

(近所の産婦人科では精液検査をしていなかった)

産婦人科に男性の検診を予約する作業って、結構大変。

クリニックに電話して、事情を話して・・・

電話で何度も「精液検査」「精液」「精子」を連呼するのはちょっと気まずい。

 

私 「精液検査した方がいいんじゃない?」

彼 「そうだね」

 

なんて会話は以前からしていたけど、彼が自分から動き出す様子が見られなかったので、私が予約。

いざ私が決めてくると

 

彼 「オレだって病院調べていたよ」

私 「だったら早く予約してよ」

と軽くケンカする。

 

土曜午前中に診察に行き、その場で精液を採取させられるのかと思いきや

容器を渡されて、検査日を予約して来てね、とのこと。

そのつもりで来たのに・・・

その場で採ってほしかった・・・彼だって緊張していただろうに。

 

それから2週間後の土曜日。

自宅で午前8時50分に精液を採取し、容器をおなかに入れて、パートナーとクリニックへ。

精子は人肌で温めないと死んでしまうそうで、

冬だからカイロで温めるとか、夏だから「生もの」は冷蔵庫で保管、というわけにはいかないんだって。

手で握りしめたり、おなかに入れるて持ってくるのが一番とのアドバイス。

精子は採取して30分後から動き出すそう。

 

9時半ごろにクリニックで容器を渡し、しばらくしたら呼ばれる。

診察室に入るとスクリーンがどどんと目に入る。

ん?細かいものが揺れまくっている。

「数も運動率も平均以上!」

クリニックの大先生が入れ歯が合わないのか、ふがふがしながら教えてくれた。

 

お!すごい!

思わず動画を撮影した。

そうか~、妊娠しないのは私の問題だったのね・・・

排卵していない月もあるなんて(2016年9月)

女性のカラダはだいたい28日が1周期。

私も26日~28日、というところ。

 

毎週期、そろそろ排卵日、という頃に近所の婦人科でエコー検査を受けていた。

ある月、医者に「今月は排卵していないみたいですね」と言われびっくり。

「え?え?この健康な私が排卵していないなんて、嘘でしょ??」

 

別に珍しいことでもなく、たまたま排卵しない時もあるということ。

でも、心のどこかで「毎月排卵している健康な私」を信じていたから、

自分に何か欠けているのか?という思考が止められなくなった。

 

この時、ちょうどリオ・オリンピック・パラリンピックの真っ最中。

ふと

「私、無排卵だったとしても、パラリンピック出られないんだよな」

と思った。

 

体の一部が明らかにないような「障害」は気づけるけれど、体の機能の何をもって「障害」っていうのか、実はすごくグレーなんじゃないか。

パラリンピックにはいろいろな区分があって、ネットで検索すると、聴覚障害精神障害者は出場不可とのこと。

これって「健常者」側が勝手に区別しているだけで、そもそも完全な人間なんていないよね。

 

誰でも何かしら不調や不都合を抱えて生きているのに、それを「障害」かどうか、って線引きするって実はすごく難しい作業では?

「陸上女子・無排卵の部」とか、「水泳男子・無精子の部」とか、考え出すといろんな種目が出てくる。

そっか、オリンピック、パラリンピックという区別自体がすごくグレーで、境目がなくなったっていいんだよね。

まぁ、この商業オリンピック・パラリンピックがそもそも本来の精神を活かしているのか、という議論は置いておくけれど。

 

「女」とか「男」という性別もそう。

ハッキリと二分できるものではなく、本当はすごくグラデーションがあるもの。

それを無理に分けようとするから不都合が生まれてくる。

 

自分がたまたまこの月、排卵していないようだ、というだけでこんなことを考えた。

まずは近所の産婦人科へ(2016年8月)

現在進行形の妊活について、過去の出来事から順に記録しておきたいと思う。

 

パートナーと結婚式を挙げて約3年、仕事が忙しかったので避妊していた。

契約の仕事がひと息ついて、時間ができたので

「よし、この期間に子どもつくろう!」と話し合い

避妊せず排卵日あたりを狙ってセックスを開始。

 

2か月ほど経って、近所の婦人科で排卵をエコーでチェックしてくれることを知る。

命中率を高めるために、そろそろ排卵日かな、という頃に毎月通うようになった。

 

私、基礎体温は2005年からもう10年以上、つけ続けている。

妊活の一環ではなく、自分のリズムを知りたくて始めて、いつのまにか習慣になった。

スマホのアプリに入力すると、簡単に月経開始日や排卵日の予測がつく。

 

近所の婦人科はお産がメインのため、詳しい検査はできない。

毎回エコーで「卵がxxミリメートルになってますね」

「この週末がんばってください」というアドバイスを受ける。

私は毎週期排卵しているようだし、すぐ妊娠できるのかも、と思っていた、のだけど。