事実婚コンシェルジュ

事実婚を実践しています。妊活の記録に関連して、社会の中の「ジェンダー」や「多様性」について思うことを書いています。

人工授精1回目(2017年5月)

ようやくタイミングが合い、人工授精に進むことになった。

排卵日直前に臼井医院を受診し、人工授精の日を指定される。

私の場合はたまたま土曜日。

精液採取用のプラスチック容器やカップルの同意書、当日の注意が書いた紙を渡される。

 

・当日は8時半~9時に精液を持ってクリニックに来ること。

・容器には診察券番号、名前、採取時間

・人工授精は11時頃から開始。

・採取日前5日間は禁欲。

・人工受精後は2週間黄体ホルモンの錠剤(デュファストン)を飲む必要があるので、

事前に薬局で購入すること(処方箋は事前にもらえる)。

といった内容が書かれている。

 

当日、いつもなら土曜の朝はゆっくりだが、パートナーには8時ごろに精液を容器を入れてもらい、アルミホイルで包み、私がお腹で保温しながら(人肌くらいの温度がちょうどよい)8時半に自転車で自宅発。8時45分には臼井医院に到着した。

 

検査室のスタッフにプラスチック容器を渡し、待合室のソファに座っていると、スタッフがやってきて全体に声をかけた。

実は周りにいた一般の患者さんと思っていた人たちはみんな今日人工授精の女性たちだったのだ!

総勢8名。

順番に再集合時間が発表される。

「○○さん、○○さん、○○さん、11時に戻ってきてください」という感じ。

私は11時20分再集合と言われる。

その間に医院のスタッフが精液を洗浄するそうだ。

 

2時間以上あるので、いったん自宅に帰って朝食を取ってからまた臼井医院へ。

人工授精の待ち人たちは3回に分けて、2~3人ずつ奥の別室へ通されているようだ。

私の回は3人呼ばれ別室へ。

何が待っているのかと思ったら、カーテンで仕切られた診察台が1台。

順に下着を脱いで診察台に上がり、洗浄の終わった精液を注入される、という仕組み。

なんだか流れ作業的な感じ・・・工場みたいな・・・

 

初めて会う女性の医師が担当で、診察台に上がるとまず、精子の状態(量、濃度、運動量)と洗浄後の結果をプリントした紙をくれる。

「とてもいいですよ!」

そして膣にほそーい管を通し、エコーで見ながら子宮口へ到達。

管の先につけた細い注射器をチューっと注入。

画面を一緒に見られるのでよくわかるし、面白い。

最後に、1日だけ飲む抗生剤と黄体ホルモン錠剤の説明を受けて終了。

 

会計は約2万円。

これで妊娠したら「あなたは2万円でできた子だよ~」といつか言ってしまいそう、と思いながら帰ったのでした。