日暮里レディースクリニックで検査(2016年12月)
子宮鏡検査と卵管造影検査を受ける。
日暮里レディースクリニックは開院間もないクリニックで、院内はキレイ。
ベッドもあるなかなか立派な更衣室に案内され、衣類はすべて脱ぎ、
簡易手術着とシャワーキャップのような帽子をかぶる。
まずは子宮鏡検査。
これは子宮内に細長いカメラを入れて、子宮内部を直接見るもの。
専用のベッドに寝て、膣からカメラを通していく。
自分の前に画面があり、子宮の中を医師と一緒に見ることができて
「内部はきれいなピンク色なんだなー」などど面白い。
しかし、ここで2か所にポリープがあることを発見された。
そして、痛いというか気持ちが悪い。
おなかが張っているというのか、つかまれているというのか、
生理痛とはまた違った感覚でいっぱいになった。
次の卵管造影検査のために細いチューブを子宮内に挿入された状態で、
いったん更衣室へ戻る。
膣からプラーンと管が出て、太ももに紙テープで固定されている状態で、
自分のパンツをはくのはけっこう大変。
しかも検査後、おなかが痛くて、歩くのもキツい。
のそっ、のそっ、という感じで一歩ずつ歩く。
専用のベッドに移動して、次は卵管造影検査。
これは子宮内と卵管に造影剤を流して、レントゲン撮影することで、
卵管の通過性や子宮の形状を確認する検査。
せっかくはいたパンツをまた脱いで横たわる。
造影剤を流している時、おなかが圧迫されている感じで、痛いし気持ち悪い。
数分なのに「もうやだー、やめてくれ~」という言葉が頭の中でぐるぐるしていた。
レントゲン撮影後、診察室に戻り、医師から結果を聞く。
子宮鏡検査ではポリープがわかり、今すぐに取る必要はないけれど
もしかしたら今後、着床の障害になるかもしれないとの見立て。
卵管造影検査の結果はなんと「卵管閉塞」。
「すぐに体外受精にステップアップした方がよいでしょう」
私、大混乱。
えっ、卵管が詰まっている??
卵管の詰まりを取る「FTカテーテル」という手術もあるが、
卵管自体が機能していない場合もあり、FT後、卵管機能を確かめるには
タイミング法や人工授精を試して、結果を待たないといけないので
遠回りになる。
年齢を考えるとすぐに体外受精を。
という医師の診察だった。
ただせさえショックな上、そんなこと、すぐに答えは出せないのに、
なんだか「早く体外受精をやれやれやれやれー」と言われているように思えて
「考えます」と言って帰ってきたのでした。
2種類の検査と診察料で約15,000円。
検査後の出血は微量ですが4~5日続きました。
私の検査が必要(2016年12月)
これは私の方の検査をしなければ!
「温経湯(うんけいとう)」という漢方を処方してもらっていたが、
お産専門なので、不妊に関する高度な検査はできないことは言われていた。
でもさ、半年も排卵確認に通っているのだから、そういう検査もしたら?
くらい促してくれてもよくないだろうか。
その医師曰く「不妊とはカップルが週3回セックスしていて、20周期妊娠しないこと」。
だから、私はまだ不妊の域に入っていないかのような口ぶりだった。
いや、これが20代ならまだわかるけど、私39ですよ。
あんまり悠長なことも言ってられないの、わかるでしょ??
そして週3回セックスって・・・とても無理。
何の情報もないので、ネットで近隣のクリニックを検索。
たまたまヒットしたのが「日暮里レディースクリニック」だった。
まだ開院間もないとのことで、予約も楽にとれた。
日暮里駅に隣接する商業ビルの一角にあり、アクセスがよい。
新しいだけあって、院内もきれい。
受付時に「一般不妊治療」というA44枚の資料を渡される。
タイミング法や人工授精、検査の説明が書かれている。
はじめに看護師らしき女性と話し、経緯や来院目的を話す。
その後男性の医師とも話す。
医師は不愛想というほどでもないけれど、なんともビジネスライクな感じ。
こちらは不安で来ているのだから、もうちょっと明るく笑顔で対応してほしいのになぁ。
ウェブサイト上には「患者様に寄り添って」なんて書いてあるけど、うーん、そこまで感じない。
唯一気に入ったのが、ウェブサイト上で事実婚にも言及していること。
治療を進める場合、事実婚カップルは双方の戸籍謄本全部記載事項を
提出する必要があるそうだ。
面談の結果、3種類の血液検査をすることに。
ホルモン量(PRL, FSH, TSH)、AMH(抗ミューラー管ホルモン)と抗精子抗体検査。
また、次回は卵管造影検査、子宮鏡検査の2種類を受けることにして、予約。
医師、看護師からの説明を聞き承諾しました、という覚書に何枚も署名をする。
AMHと抗精子抗体検査は保険外のため、会計は約13000円。けっこうイタい・・・
パートナーの精液検査(2016年11月)
パートナー側はどうなのかな?
と思い、電車でふた駅の産婦人科を予約。
(近所の産婦人科では精液検査をしていなかった)
産婦人科に男性の検診を予約する作業って、結構大変。
クリニックに電話して、事情を話して・・・
電話で何度も「精液検査」「精液」「精子」を連呼するのはちょっと気まずい。
私 「精液検査した方がいいんじゃない?」
彼 「そうだね」
なんて会話は以前からしていたけど、彼が自分から動き出す様子が見られなかったので、私が予約。
いざ私が決めてくると
彼 「オレだって病院調べていたよ」
私 「だったら早く予約してよ」
と軽くケンカする。
土曜午前中に診察に行き、その場で精液を採取させられるのかと思いきや
容器を渡されて、検査日を予約して来てね、とのこと。
そのつもりで来たのに・・・
その場で採ってほしかった・・・彼だって緊張していただろうに。
それから2週間後の土曜日。
自宅で午前8時50分に精液を採取し、容器をおなかに入れて、パートナーとクリニックへ。
精子は人肌で温めないと死んでしまうそうで、
冬だからカイロで温めるとか、夏だから「生もの」は冷蔵庫で保管、というわけにはいかないんだって。
手で握りしめたり、おなかに入れるて持ってくるのが一番とのアドバイス。
精子は採取して30分後から動き出すそう。
9時半ごろにクリニックで容器を渡し、しばらくしたら呼ばれる。
診察室に入るとスクリーンがどどんと目に入る。
ん?細かいものが揺れまくっている。
「数も運動率も平均以上!」
クリニックの大先生が入れ歯が合わないのか、ふがふがしながら教えてくれた。
お!すごい!
思わず動画を撮影した。
そうか~、妊娠しないのは私の問題だったのね・・・
排卵していない月もあるなんて(2016年9月)
女性のカラダはだいたい28日が1周期。
私も26日~28日、というところ。
毎週期、そろそろ排卵日、という頃に近所の婦人科でエコー検査を受けていた。
ある月、医者に「今月は排卵していないみたいですね」と言われびっくり。
「え?え?この健康な私が排卵していないなんて、嘘でしょ??」
別に珍しいことでもなく、たまたま排卵しない時もあるということ。
でも、心のどこかで「毎月排卵している健康な私」を信じていたから、
自分に何か欠けているのか?という思考が止められなくなった。
この時、ちょうどリオ・オリンピック・パラリンピックの真っ最中。
ふと
「私、無排卵だったとしても、パラリンピック出られないんだよな」
と思った。
体の一部が明らかにないような「障害」は気づけるけれど、体の機能の何をもって「障害」っていうのか、実はすごくグレーなんじゃないか。
パラリンピックにはいろいろな区分があって、ネットで検索すると、聴覚障害、精神障害者は出場不可とのこと。
これって「健常者」側が勝手に区別しているだけで、そもそも完全な人間なんていないよね。
誰でも何かしら不調や不都合を抱えて生きているのに、それを「障害」かどうか、って線引きするって実はすごく難しい作業では?
「陸上女子・無排卵の部」とか、「水泳男子・無精子の部」とか、考え出すといろんな種目が出てくる。
そっか、オリンピック、パラリンピックという区別自体がすごくグレーで、境目がなくなったっていいんだよね。
まぁ、この商業オリンピック・パラリンピックがそもそも本来の精神を活かしているのか、という議論は置いておくけれど。
「女」とか「男」という性別もそう。
ハッキリと二分できるものではなく、本当はすごくグラデーションがあるもの。
それを無理に分けようとするから不都合が生まれてくる。
まずは近所の産婦人科へ(2016年8月)
現在進行形の妊活について、過去の出来事から順に記録しておきたいと思う。
パートナーと結婚式を挙げて約3年、仕事が忙しかったので避妊していた。
契約の仕事がひと息ついて、時間ができたので
「よし、この期間に子どもつくろう!」と話し合い
避妊せず排卵日あたりを狙ってセックスを開始。
2か月ほど経って、近所の婦人科で排卵をエコーでチェックしてくれることを知る。
命中率を高めるために、そろそろ排卵日かな、という頃に毎月通うようになった。
私、基礎体温は2005年からもう10年以上、つけ続けている。
妊活の一環ではなく、自分のリズムを知りたくて始めて、いつのまにか習慣になった。
スマホのアプリに入力すると、簡単に月経開始日や排卵日の予測がつく。
近所の婦人科はお産がメインのため、詳しい検査はできない。
毎回エコーで「卵がxxミリメートルになってますね」
「この週末がんばってください」というアドバイスを受ける。
私は毎週期排卵しているようだし、すぐ妊娠できるのかも、と思っていた、のだけど。
朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」がつまらない3つの理由
なんだかんだで毎朝みているのだが「べっぴんさん」がまったく面白くない。
理由を3つにまとめみる。
1.バカにされてる女たち
主人公はじめその女学校時代からの友人が、みんなイライラするほど自分の意見を言わない。
昭和20年代の設定だとしても、朝からジメジメしすぎてる。
女性が自分たちでビジネスを始めたんだから、時代のパイオニアなはず。
そんなに気持ちを押し殺さなくてもいいのに。もっと覇気がほしい!!
そして女性をずいぶんバカ、というか「守られるべき存在」「考えられない人」みたいに描いていないだろうか。
今後の成長と比較するために大げさにしているのかもしれないけれど、不愉快。
2.DVで過干渉な男たち
主人公すみれの夫、紀夫は今では「受け入れられない夫」だろう。
感情表現なく、勝手にキレてすみれを殴る。夜はしょっちゅう飲んだくれ。
すみれ役の女優が毎週土曜に新聞にコラムを連載しているが、平手打ちのシーンについて
「すみれのことを思っているから叩いた」という内容を書いていた。え、暴力を肯定するの??
朝から暴力シーンは見たくない。
そして勝手に自分が後継者のはずだった会社を辞めて、すみれの会社の経理をすると言い出す。
妻を支えるのは良いこと。でも・・・先にすみれに相談しろよ!!
なんでも一人で決めるんじゃない。報・連・相ってやつだろうよ。
現代なら離婚される。
主人公と一緒に子ども服の店を始めた友人の夫たちが何かと口をはさむ。
店を法人化した際は、監査役にも就任していた。創業者が社長になった方がいいんじゃないの?
この時代ってこんなに男性が入らないと信用されなかったのだろうか??
だとしても、もうちょっと現代風にアレンジしてくれたっていいのに。
3.テンポ悪し
なんだかエピソードがずいぶんバラけてない?
2017年最初の放送なんて、取ってつけたようにお正月の騒動を放送。
本編とはたいした関係ないことを散りばめすぎな印象。
お涙ちょうだい的なシーンも多いし・・・
もっとはつらつと働く女性たちを見たい。
イヤならテレビ見るなよ、って話だけど、時間的にちょうど目に入ってしまうので、突っ込みどころを確認するために、つい。
(2017年1月加筆)