事実婚コンシェルジュ

事実婚を実践しています。妊活の記録に関連して、社会の中の「ジェンダー」や「多様性」について思うことを書いています。

流産ってこんなにしんどいのか(2017年8月)

考えてみると流産の話ってあまり聞いたことがない。

うちの母は何度も流産した経験があるが、実際に何が起きるのか詳細に聞いたことはなかった。

自分が直面してみると、別に恥ずかしいことでもなんでもないけど、たしかに積極的に言いたいことでもない。

フェイスブックで「今日、流産しました」みたいな投稿って見たことないもんね。

誰かに話したい気持ちはあるので、フェイスブックでやってみようかと思ったけれど、投稿を見た人の方が反応に困るよなーと考えてやめてた。

 

流産から3~4日はとにかく出血がひどかった。

 

私の場合、生理は軽いので、ナプキンはもう20年以上したことはなく、いつもタンポンのみ。よく「経血量が多くてタンポンをしてさらにナプキンをあてている」って人もいるが、私はナプキン大っ嫌い。密着感でかゆくなるし、経血がジョボっと出る感覚も嫌。そんなわけでずーっとタンポンを愛用している。

 

でも今回ばかりは、血の塊がたくさん出てくるので、タンポンだと衛生的に良くないと医者に言われ、仕方なくナプキンを使用。20数年ぶりに購入する。

出るわ出るわ、生理2日目なんて比じゃなく、よくこんなに出るなと言うくらい出血が止まらなかった。

血の塊を触ってみるとけっこう弾力がある。しかも子宮から直接流れてくるせいか、すごく血の匂いがする。さびの匂いというか。

就寝時に下着に漏れるようなことはなかったが、粘着性があるのか、トイレに行く度にドバっと漏れてくるような感じ。かなりエンドレスに思えてくる。

お腹も定期的にチクチク痛む。

 

5日目以降も軽く出血はするが、ようやく落ち着いてくる。

腹痛もなくなる。ナプキンははずして、おりものシートでもOK。

細かい血の塊はまだ出てくるので注意。

ビールも夜に1本だけ解禁した。

 

私は流産あたりからちょうど職場の休みや週末が重なり、ゆっくり休むことができたが、普通に働いていたらこれはかなりしんどい。仕事どころじゃない。

でも私のように妊娠も職場に伝えないうちに流産してしまうと、言うタイミングすらない。

 

ただまだ体が本調子じゃないな~という感覚はずっとあって、こんな小さな内臓のことなのに、こんなにつらいのかと思う。

漢方の世界では出産は「大きなお産」、流産は「小さなお産」と言われているとか。

けっこう心身へのダメージ大きい。

 

基礎体温は正直で、流産したらすごい勢いで体温が下がる。

妊娠中は36度7分くらい、胎嚢が育ってないと疑われ始めてからは36度5分~6分、流産後は一気に36度1分、体って面白い。

でもこんな思いはもうしたくない・・・