大高医院へ(2017年8月)
流産手術の当日も出血が続いていた。
お腹の強い痛みはひいていたが、やっぱり少し痛い。
臼井医院の紹介で大高医院を訪ねる。
パートナーも一緒に来てくれた。
なんとここも夏季休業中。朝早くから対応してくれてありがたい。
臼井医院から連絡はいっているが、再度経緯を話して、診察台へ。
「あ、胎嚢出てますね。」
もう流産してしまっていたのだ。
「ちょっと中見て引っ張りますね」
と言っていたけれど、結局子宮の入り口付近に残っている血の塊を少し取っただけで、手術は「なし」といういうことに。
あの痛みが流産だったのか・・・
1週間くらい出血は続くと思うが、来週臼井医院に行ってくれたらよし。
ただ、緊急事態があればいつでも連絡してくださいとのこと。
なんだか拍子抜け。でも、よかった。
帰宅して安静にする。
しかし、ここの院長(男性)、一見ソフトだが患者の確認や質問が気に入らないらしい。
私は自分がしっかり納得したいので、どこに行ってもけっこう質問するタイプ。
「(胎嚢はなかったけど子宮口につまっていたものを取ったという趣旨の説明をされたので)
何がとれたのですか?」
と素朴な質問をしたら
「あなたさー、だから人の話をよく聞いてよ!」
とプチ切れ。
「いえ、理解しています」
と返事したけど、おい、ずいぶんえらそうだな。
私にとっては初めての事態なんですけど。
私は診察台の形が嫌いだが、これは診察の内容上仕方ないとしても、自分と施術者を隔てるカーテンが大嫌い。
自分の体なのに、何されてるか見えないっておかしくない??
私、なんにも恥ずかしくないので、医師と直接会話したい。
だから婦人科では「カーテン開けてください」とお願いしている。
ここでもカーテンを開けておいてほしいと言いたかったのだが、はじめから閉められていたので、自分で開けようとしたら
「見なくていいから!」
とまたプチ切れ。
私:「いや、何されているか見たいんです」
医師:「見えないから!」
いやいや、そりゃ、自分の性器をこの位置から見ることはできないのはわかってるって。
医師とか看護師に何されてるか、あなたたちの動きを見たいし、直接話したいの。
この診察室の問題、女性はこれでいいと思っているんだろうか??
密室だけに、こんなもんだと思い込んでいる人、多いんじゃないだろうか。
私がイギリスにいたころ、子宮頸がん検診を定期的に受けていたが、こんな診察台ではなかったし、普通のベッドを使って、医師は私の近くでお話しながら内診してくれた。
産婦人科は女性の体の問題を扱うのに、男性医師が圧倒的に多いっていうのもあまり嬉しくないが、日本では患者の扱いが屈辱的だといつも思っている。
今回は休みのところ対応してくれたことには感謝、でももう行くことないだろう、大高医院。
この点、臼井医院の院長は私の質問にきちんと答えてくれるのでいい対応だなと思う。心の中ではめんどくせー患者だ、と思っているかもしれないけど。
こんな経緯で、私の妊娠は8週で終わってしまった。
「また頑張ろうね」とパートナーが言ってくれた。